5月病とやらに罹りまして
はじめまして、AndWeのはんぺんです。初っ端からこんな始まりで大丈夫でしょうか。
私は自分で言うのもなんですが、文句を垂れつつも仕事するのが結構好きで5月といえば新年度が始まってなんやかんかで爆速で過ぎ去っていく月だったのです。
それが今年はちょっと様子が違っておりまして、GWが明けてもなんだか微妙に仕事に集中できない。なんならGW中すら久しぶりの友人と会うなどして楽しいはずなのに、どことなくぼんやりしてしまう。おかしいなあ、イマイチ仕事のエンジンもかからない、かといってサボって遊びに行っちゃおうかという元気もない。ブログも執筆依頼もらっているのにネタの仕込みが一向に進まない。ああ~クソ虫だなぁ、私なんてなんの役にも立たないし、社会に不要な人間グランプリ受賞確実だなぁ。なんて思いつつ、ダラダラゴロゴロしてしまう。
これってあれじゃない。5月病ってやつじゃない?
1年前に買った本を発掘しまして
私の場合はこういうモードになると、とにかく集中力を欠いてネガティブな思考に陥っていく傾向にあります。手っ取り早く社長を呼び出して飲みにでも行くのが常套手段なのですが、なんせ5月病なのでそんな元気もなく家でぼんやりしていたわけです。
とある5月の休日の私
本を読んでいてもネットフリックスで映画を流してしまい、どちらの内容も入ってこない。
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買い物に行って目的のものと全然違うものを買って帰ってきて愕然とする。もう一度家を出る元気はない。
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適当に食事を済ませようとツナ缶の油を切るはずが中身を流しにぶちまける。
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食欲が失せて棚を整理していたら1年前に買って積読していたビジネス本を見つけて更なる自己嫌悪に陥る。
そう、本を見つけたんですよ。それがこちら。
宇宙兄弟とFFS理論が教えてくれる あなたの知らないあなたの強み【自己診断ID付き】 | 古野俊幸 |本 | 通販 (amazon.co.jp)
いいよねぇ、宇宙兄弟
宇宙兄弟はアニメは何度も見ましたし、展示を見に行くくらいに好きな作品なんです。
5月病真っ只中の私が調子にのってビジネス本に手を出して積読していた自分を受け止める器を持ち合わせているはずもなく、あともうちょっとで自己嫌悪沼から抜け出せなくなるところでした。ありがとう、宇宙兄弟。
しかもタイトルが最高じゃないですか。
「あなたの知らないあなたの強み」って、いやいや私には知らないも何も強みなんてないんですよ。でも、知らないだけであるっていうなら聞いてみたいかも?なんて、まだまだ気だるい心身にムチを打ってコーヒーを淹れるなどして再読してみました。
手前味噌ですが、FFS理論とは
人によってストレスと感じる刺激は異なるため、その感じ方や捉え方の特性を5つの因子として計量化したもの。とのことで、日本人の博士が提唱した理論なのだそうです。
それぞれの因子に優劣はなく、主に第1因子から第3因子までの順番と占める割合に着目することで自己理解、他社理解を深めることができるとされています。
簡単に5つの因子について記載するとこんな感じ。
A(凝縮性):こだわり屋さん。自分の価値観を貫くため頑固な一面がある。
B(受容性):世話好きさん。面倒見がいい反面、蔑ろにされていると感じると自虐的になることも。
C(弁別性):理屈屋さん。合理的に物事を割り切るため、冷たくみられがち。
D(拡散性):盛り上げ屋さん。挑戦好きでアクティブだけど、飽きっぽいため周りをふりまわしてしまうことも。
E(保全性):まとめ屋さん。組織立ててコツコツと積み上げるのが得意だけど、急な変化はちょっと苦手。
これらの因子がどの順番でどのくらいの割合を占めているかを診断で見ていきます。
いざ診断!
診断を受けるのは至って簡単で80問の設問に直観で次々に答えていくだけです。
爆速で回答したので、細かな内容は覚えてませんが
「直観や勢いで物事を進めるより、慎重に計画を立ててから進めたいほうだ」
のような思考の傾向を5段階程度であてはまる度合いを答えていくようなイメージです。
さて、気になる私の結果ですが。
ででん。さきほどの因子でいうと、世話好きさん=盛り上げ屋さん=まとめ屋さんが同率で共存している感じのようです。
こちらの書籍についているのは宇宙兄弟バージョンとのことで、正式な診断よりもやや簡易とのことですが、自分と近い登場人物が分かるというファンにはうれしい特典が付いています。
3つの因子が同率ってそんな欲張りな人って誰なのかしら。なんてやや不安になりつつスクロールしてみました。
え、私ってせりかさんなの?え、AndWeのせりかさんってことでいいの?
もうこの時点で5月病とか言ってたの誰だよという状態で一人で画面を見てニヤニヤしてしまいました。
FFS理論最高すぎない?
真面目に自己理解してみる
もうニコニコで眠れそうなマインドを取り戻していたものの、その元気にあやかって書籍を読み進めていきました。えらい。
FFS理論ではストレスのかかり具合がポイントで適度なストレス下では持ち前の因子の良い面が発揮され、ストレス過多や逆にストレスが全くない状況では悪い面が出てくるとされています。
私の第1~3因子の場合で悪い面が出ている状態は例えばこんな感じ。
B(受容性):過干渉になり、自分なんて必要ないと自虐的になる。
D(拡散性):反抗的になり、周りに攻撃的になるなど衝動的なふるまいをする。
E(保全性):現状維持に固執し、変化を強烈に拒絶する。
まさに診断受ける前の自分に合致していて末恐ろしい。
社員ブログをやろうと言い出したのは自分(衝撃)の割に、やる意味あるのかな~忙しいのに~なんて新しい試みから目を背け、何も上手くいかなくて自分なんてクソ虫とか言っちゃう。
キレイにコンボが決まっていて笑ってしまいますね。
他者理解への道
今回は診断~自己理解によって5月病を払拭し、なんといっても私はせりかさんだったなんて、自己肯定感が人生史上最高に高い状態に持っていくことができました。
しかし、他者理解までがFFS理論ではワンセットになっていて、お互いの性質を理解し上手に付き合っていくのがゴールになっています。
随分ボリューミーな記事になってしまったので他者理解のターンについては次回執筆できればと思います。